サービス終了予定のドクターマリオワールドについて語る(対戦環境とか)

f:id:neet_ni_naritai:20210922160534j:plain

 

同じ色のウイルスとカプセルを3個以上繋げて消去するパズルゲーム。初代ドクターマリオファミコン用ゲームソフトとして発売され、2019年には独自のシステムを取り入れた「ドクターマリオワールド」がIOSAndroidから配信されました。僕も当時パズルゲームにハマっており、海外の知らないキャラクターを用いたパズルゲームよりは慣れ親しんだマリオを据えたパズルゲームの方が始めやすかったのです。当時はモンストや荒野行動が流行ってた記憶があります。僕もモンストや荒野行動をそれなりに楽しんでいたのですが、一番のめり込んでいたのはドクターマリオな気がします。

さて、ゲーム界の大御所であるマリオブランドを引っさげてリリースされたドクターマリオワールド。実際の評判はどうだったのでしょうか。リリース当初からプレイしている僕調べによると…

ズバリ!評判は最悪でした…

ステージモードの歴史

ドクターマリオワールドにはステージモードとVSモードの2種類があるので分けて解説します。まずはステージモードから。リリース当初はまだ使用できるドクターの種類も少なく、実装されているキャラのスキルも大差なかったのでプレイヤーはそれぞれ好きなキャラを使用してステージをクリアしていました。ステージモードに大きな変化が訪れたのは2019年8月、リリース開始から約1ヵ月後に追加された「ドクターワリオ」です。ステージモードにおけるドクターワリオのスキルは「使用カプセルを3個増やす」。このスキルによってドクターワリオは実装からサービス終了に至るまでステージモード最強キャラの座に君臨し続けたのです。

ではなぜドクターワリオのスキルが最強クラスなのか、それはスキルの汎用性にあります。ステージのギミックやお題によってはワリオよりも活躍できるキャラは多く存在します(カラーボックスが多く登場するステージではカラーボックスを消去するスキルを持つラリーが活躍する)。しかし、特定のギミックにのみ特化しているキャラは、複数のギミックが少しずつ登場するような自分のスキルをフルに活かせないステージの場合、スキルを持て余してしまいます。一方でワリオはステージのタイムリミットともいえる使用カプセル数を増やすことができます。ウイルスやギミックを消去するのにカプセルは必須です。また、ステージクリア時には残りカプセル数がスコアに反映されます。その為カプセルは多いに越したことはないのでワリオのスキルは使用しても無駄になることは絶対に無いのです。これを踏まえてステージモードにおけるキャラのランクは

ワリオ>>>>>ステージのギミックに特化したキャラ>>>>>その他キャラ

となります。ちなみにギミック特化スキルはなぜかルドウィッグやロイなどクッパJrとクッパ7人衆が持っていることが多かったです。

VSモードの歴史

VSモードで環境トップクラスに位置するキャラは2種類に分けられます。早い攻撃スピードまたは消去系スキルを使用する速攻タイプと高い防御率または妨害系スキルを使用する耐久タイプです。最初はドクターピーチが高い防御率と早い攻撃スピードを持って環境トップに君臨していました。その後ドクターピーチに取って代わったのは初代妨害系キャラのドクタールドウィッグと、ドクターピーチより攻撃スピードは遅いものの優秀な消去系スキルスキルを持つドクターマリオでした。しかし、2人とも突き抜けて強いわけではなく、他に比べると強い程度でした。しかしその後、一時代を築くキャラが現れたのです。

2019年1月に追加されたドクターファイアマリオは当時環境トップの一翼を担っていたドクターマリオの完全上位互換として登場しました。ドクターマリオより優秀なスキルと早い攻撃スピードを持ったドクターファイアマリオは最強の速攻アタッカーとして環境トップに君臨しました。ドクターファイアマリオはサポートキャラのペンギン(確率で敵の防御率を無視して攻撃する)と合わせて「ペンギンマリオを止められなければ環境トップは取れない」とまで言われていました。ドクターファイアマリオの後にもドクターラリーやドクターロイなど強いキャラが追加されましたが、環境を変えるには至らずしばらくはドクターファイアマリオの1強時代が続きました。

ドクターファイアマリオの1強時代を終わらせるきっかけになったのはアップデートに伴うVSステージの改変でした。スキルブースト(ウイルスと同じ扱いで消すとスキルゲージが溜まる)がVSステージにも登場するようになりました。これによってドクターロイやドクターレミー、ドクターラリーなど簡単に消せないオブジェクトを相手に送る妨害系スキル持ちのキャラがスキルを多用できるようになり、ドクターファイアマリオの1強時代は終わりを迎えました。速攻アタッカー勢もドクターファイアマリオよりドクターヨッシーの方がスキルブーストと相性が良く、対戦環境でよく使用されるようになりました。

2021年11月のサービス終了を発表し、最後の追加キャラとなったドクターボスパックンも対戦環境に一波乱起こすキャラとなりました。攻撃スピードは速攻キャラに比べると劣るものの、高い攻撃力で一気に展開を逆転させる可能性を秘めたキャラで、自身の消去系スキルとうまくかみ合っていました。

さまざまなキャラが環境のトップに出ては消えましたが、絶好調ドクターのシステムによって日の目を浴びたキャラも多かったのではないでしょうか。晩年は「対戦ではこのキャラしか見ない!」という状況はあまりなく、絶好調キャラが交代するまで使われ、次の絶好調キャラが使われる…という流れが多かったと思います。ちなみにですが、VSモードは操作性の悪さからユーザー名を運営を非難する内容に変えて抗議するプレイヤーが一定数いましたwトップ100プレイヤーの中にも毎回数名そのような名前のプレイヤーがいたのを覚えていますw